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発酵茶であるウーロン茶に含まれるウーロン茶ポリフェノール、中国緑茶に含まれるカテキンが、それぞれ高血圧の治療に効果があることを説明しました。
しかし、血圧を下げることに効く成分はそれだけではありません。
ビタミン類やアミノ酸など、さまざまな成分があるのです。
そして、それらの成分が複合的にからみあって、よりよい効果を発揮していきます。
茶葉に含まれる化学成分は、三二〇種程度あることがわかってきています。
血圧の降下に効くとされる成分は、カテキン類、カフェインアミノ酸、テアニン、カリウムとなります。
最も効果があるのがカテキン類で、発酵の段階でこれがウーロン茶ポリフェノールに変化します。
ちなみにポリフェノールというのは、一つの分子構造の中に二つ以上の水酸を持つ化合物の総称で、植物に含まれるフラボノイドやタンニンのほか、赤ワインにも多量に含まれています。
カフェインというとまず、コーヒーなどに含まれて眠気覚ましに飲むという印象を持っている人が多いと思います。
しかし、各茶種の成分分析表を見ればわかりますが、コーヒーの含有量が一・三%・なのに対し、ウーロン茶では二・四%と実はお茶のほうがたくさんの量を含んでいるのです。
カフェインは、いろいろな薬にも配合されていて、「日本薬局方」にも登場する、れっきとした医薬品でもあります。
カフェインの効果は、中枢神経を刺激興奮させるほか、利尿作用、血液の循環促進、筋肉収縮能力の増強、新陳代謝促進などのさまざまです。
この中の利尿作用によって、血圧の上昇が抑えられます。
カフェインが体内に入ると、腎臓の血管が拡張します。
腎臓は血液から老廃物をこし取って尿をつくりますが、血管が拡張することで血流量が増し、この櫨過を克進させて尿が増えるのです。
このためカフェインの摂取によって利尿作用が現れます。
体内の水分の排出がスムーズになるため、心臓の負担も軽くなって血圧が下がるのです。
最近、サプリメントとして流行するなど、健康成分として注目を浴びているのがアミノ酸です。
中国緑茶はアミノ酸を豊富に含有していますが、アミノ酸には血圧の上昇を抑える作用があります。
ヒトの体のたんぱく質は二〇種類のアミノ酸からつくられ、心臓をはじめとする臓器、神経伝達組織、筋肉などになっています。
食べたものを消化したり、呼吸をしたり、髪の毛が伸びたり、いろいろ考えたりできるのもたんぱく質の働きなのです。
わかりやすくいえば、アミノ酸という部品が集まってたんぱく質が構成され、ヒトの体ができているのです。
アミノ酸を摂取すれば、身体が活性化して元気がわいてきます。
血液が流れる血管もたんぱく質からできる筋肉です。
アミノ酸によって血管が柔らかくなり血圧を下げる効果を生み出します。
アミノ酪酸は「ギャバ」といわれ、お茶の有効成分の中でも、最近になってにわかに注目され始めた物質です。
このアミノ酪酸は、人間の脳神経や末梢神経の機能を活性化させる物質として知られていますが、血圧の低下にもはっきりした効果があります。
アミノ酪酸はアミノ酸の一種ですが、たんぱく質を構成して人体の組織のもととなるものとは異なり、単独で効能を持っています。
メカニズムは、アミノ酪酸が延髄に作用して、神経や体内物質の調整をして血圧を下げると考えられます。
また、食塩をとると腎臓がどんどん傷ついていき、排泄がうまくいかなくなります。
こうして弱ってしまった、腎臓の機能を改善する機能もアミノ酪酸はあわせ持っているのです。
アミノ酪酸は、特別の機能を持った物質として、大変注目されているのです。
このアミノ酪酸を人工的に増やした「ギャバロン茶」(アミノ酪酸の頭文字のGABAとウーロン茶のロンをくっつけた)も市販されています。
いうまでもなく、中国緑茶にはビタミン類が豊富に含まれています。
ビタミンCは特に豊富で、ホウレンソウの三倍近くも含まれています。
しかも、熱に弱いはずのビタミンCが、中国緑茶に限っては熱湯でいれでも壊れないという特徴があります。
これは茶葉を摘み取った直後に加熱処理する際、ビタミンCを破壊する酵素がかなり失われることによります。
中国緑茶に含まれるビタミンCは、体内に入ると、コラーゲンをつくる際に作用します。
コラーゲンは、簡単にいうと、細胞同士をくっつける接着剤の役割をしている物質です。
中国緑茶のビタミンCによって血管が丈夫になり血の流れを良くするので、血圧の安定にも効果があるのです。
高血圧の人の患者の多くは、血管が硬くなっています。
そして心臓に負担がかかり、同時に脳卒中が起こりゃすい状態になります。
中国緑茶を毎日飲んでビタミンCをとり入れることで、血管の内側が強くなり、管も丈夫になって脳卒中を予防することができるのです。
「風邪をひいたらビタミンCをとりなさい」とよく言われますが、コラーゲンの生成と維持という重要な役割を担っているからです。
そのほか、ビタミンも中国緑茶にはたくさん含まれます。
皮膚病の予防に役立つナイアシン、心臓や消化器系、神経系の機能を正常に保つビタミンB、老化の原因物質である過酸化脂質の働きを抑えるビタミンE、貧血の予防に効果のある葉酸などが入っています。
ビタミンと同じ働きをするカロテンは、ニンジンのなんと二倍程度も含まれます。
ただし、ビタミンを効率よく体内に取り込むためには、注意しなければならないことがあります。
ビタミン類の中には煎じたりしたとき、水分に成分が溶け出さないものがあるということです。
ビタミンは水に溶ける性質なのでかまいませんが、B群やCであるため、これらの栄養素は茶葉に残ってしまいます。
茶葉を食べる料理について紹介しますが、これには、合理的な意味があるのです。
中国茶には数々の薬効成分が含まれていますが、飲み物として摂取できるのは、そのごく一部にすぎません。
食べることで、現在、食生活では補いにくいビタミンをサプリメントで補う若い世代が増えていますが、このビタミンサプリメントは高価でなかなか手が出にくいということもあります。
お茶料理を食べて手軽にビタミンを摂取することをお勧めします。
もちろん香りの強い中国茶ですから、茶葉をハーブのように使ってお風呂に入れると、ヒーリング効果とともに、肌もすべすべになります。
肌の汚れや脂分を落とす効果がありますので、肌のトラブルで悩んでいる人はとても良い効果があります。
また、お茶風呂に入ると成分が身体に染みるようで、芯まで温まったような気がします。
温まって身体によいだけではありません。
中国茶には、独特な深い香りがあり、アロマテラピーと同じ効果があります。
生活習慣病の治療は、何かとストレスがたまります。
我慢したためにストレスで暴飲暴食してかえって身体を悪くしてしまうということもあるくらいです。
イライラしたときには、飲むだけでなく中国茶風呂で心身をリラックスさせてください。
糖の急激な上昇を抑えて血圧を下げる働きをします。
現代人にとってはまさに健康の万能薬といえる栄養素なのです。
善玉菌が身体によいということはおわかりと思いますが、善玉菌が減って悪玉菌が増えるとどのようなことが起こるのでしょうか。
腸の中のピフィズス菌は、通常、年齢とともに減っていきます。
